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PDF入稿について

PriSiteではPDF/X-1かPDF/X-4形式でのPDF入稿をおすすめしています。

ネイティブデータ入稿のメリット・デメリット

印刷会社にデータ入稿をされる場合、InDesignやIllustratorのデータのまま入稿される場合(ネイティブデータ入稿)が少なくありません。データに不備があった場合に、印刷会社側で修正できるというメリットはありますが、以下の3つの点でトラブルの原因になりやすいデメリット要因があります。

  1. 使用フォントを揃える必要がある
  2. 貼り込み画像ファイルの添付忘れなどの可能性がある
  3. 使用ソフトのバージョンを揃えないとまずい場合がある

データ入稿におけるトラブルの大半は、この3つの要因と関連していると言ってもよいかもしれません。これらは主にはお客様と印刷会社の環境や条件の違いということになります。これ以外にもOSのバージョンの違いなども含めると、環境や条件を揃えることに大きな注意を払う必要が出てきます。
仮に印刷会社側にすぐには対応できないような違いがあった場合は、リスクを冒して修正作業を行うか、最悪の場合は出力を断念するしかありません。

PDF入稿のメリット・デメリット

これに対してPDF入稿であれば、フォントや画像ファイルなどはPDFファイルに埋め込むことができますので、お客様の側で自由にフォントを使っていただけますし、画像ファイルの添付忘れなども起こりにくくなります。
またPDFにもバージョンはりますが、PDFは規格化されているため規格に沿って作られたものであれば、作成ソフトの種類やバージョンにかかわらず印刷会社での出力が可能です。

それならIllustratorでフォントを埋め込むかアウトライン化し、画像を埋め混んだEPSファイルに書き出せば同じではないか」と思われるかもしれません。
ですが上記のようにするのであれば、あえてEPSにせずPDFに書き出しても同じではないでしょうか?PDFであればEPSに書き出すよりも、はるかにデータ容量が軽くすみますので、Web入稿には適しています。

逆にデメリットとしてPDFは開くことは容易でも再編集することは難しく、仮に印刷会社側で再編集を行う場合は、それなりのリスクを負うことになります。
ですので印刷会社側での編集を前提にする場合はPDF入稿は適していません。ただしこれは、印刷会社がPDFを再編集する場合の話であって、お客様が再編集する場合は、作成した環境に戻って編集し、再度PDFに書き出せば自由に再編集が可能ということになります。お客様側でPDFを作成するのであれば、印刷会社側との環境合わせに余計な神経を使わず、納得のいくまで編集をしていただけます。

PDF/X-1a・PDF/X-4とは?

PDFであれば何でもよいかというとそうではありません。PDFファイルではあるものの出力できなかったり、出力はできても思った通りの結果が得られないというケースがあります。

こうしたトラブルをなくすために、印刷用途に適したPDFの規格が定められており、その代表的なものがPDF/X-1aとPDF/X-4です。
PDF/X-1aやPDF/X-4はPDF自体の新しいバージョンではなく、PDF全体の規格の中から印刷用途に適した条件を定めたルールのことを言います。そのルールに沿って作られたPDFのことを「PDF/X-1a形式のPDF」とか「PDF/X-4形式のPDF」と呼んでいます。

PDF/X-1aの主な特徴

PDF/X-1aはPDFバージョン1.3をベースとして従来からの印刷工程の内容を重視した規格です。
主な特徴としては下記の点があります。

  • PDFのバージョンはPDF1.3
  • 透明効果の情報を保持できない(事前の分割・統合が必須)
  • フォントはすべてアウトライン化か埋め込みが必須
  • カラーモードはCMYKと特色のみ可
  • 画像はすべて実画像を埋め込む(OPI情報は含まれない)

注意すべきことは、この規格に合っていれば印刷に何の問題もないということが保証されるわけではありません。
例えばCMYKの4色だけで印刷する予定なのに、特色のデータが入っていた場合は、印刷物としては不適切な結果になります。しかしPDF/X-1aの規格としては準拠しているために、AcrobatProなどでチェックしても問題はないという結果になります。
規格はあくまで規格であって、実際の印刷物の仕様にあったデータなのかどうかは、別途確認する必要があります。

PDF/X-4の主な特徴

PDF/X-1aの規格をふまえて、いくつかの点で変更・拡張がなされた規格です。ベースとなるPDFのバージョンは1.6です。特に大きな変更点としては、RGBのカラーモードが扱える点や、透明効果の情報を保持することが可能になったということです。

透明効果については、Illustrator9から利用できるようになっていますが、非常にトラブルが多く「透明効果は使用しない」と決めている印刷会社もあるようです。ただしこのPDF/X-4を刷版用のデータにするには、それを行うRIPという機器に搭載されているプログラムが、APPE(Adobe PDF Printer Engine)という新しいタイプのものである必要があります。そのプログラムが、CPSIという古いタイプのものであった場合は、PDF/X-4を扱うことができません。

ちなみに弊社のPriSiteは、APPEに対応していますのでPDF/X-4形式のPDFを扱うことが可能です。

制作環境の構築を支援します

InDesignやIllustratorをお使いになってDTP作業をされる場合、PDF/X-4形式のPDFを作るためにはバージョンがCS4以上であることが条件となります。またこれ以外のソフトをお使いになる場合はAcrobat9Proが必要になります。
お客様の制作環境に合わせて、PDF/X-1aにするのかPDF/X-4にするのかや、その他いくつかの点で事前に調整する必要が生じます。
弊社では、スムーズなデータ作成とWeb入稿を実現するために、事前にお客様の制作環境のヒアリングをさせていただき、必要な調整についてサポートいたします。
PriSiteによるWeb入稿をご希望の方は、ぜひご相談ください。

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