【エンゲージメントサーベイ】“従業員のホンネが掴めない” そんな時は設問のワーディング(言葉選び)を見直そう。

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設問設計の良し悪しがサーベイの結果を左右する

「エンゲージメントサーベイ」では従業員のホンネを掴んで現状を的確に分析することが求められます。
しかし、サーベイの結果が必ずしも期待通りに活用できるとは限りません。サーベイの結果が活用できるか否か、そのポイントとなるのは設問設計の良し悪しにかかっています。あいまいな質問や誘導的な表現、不適切なフォーマットでは従業員の本音を引き出せずに調査の信頼性を失ってしまったり、活用の可能性を損ねることがあります。
そこで、エンゲージメントサーベイにおける「設問の作り方」をポイントに置いて、効果的なワーディングのコツや設問の具体例を学んでおく必要があるでしょう。

とにかく最初におさえておきたいのがエンゲージメントサーベイにおける設問設計の基礎です。

  1. 明確で簡潔な表現(長文や専門用語を避けるなど回答者が迷わずに理解できる内容が重要)
  2. 中立的な表現を心がける(誘導的な質問や偏った表現を避ける)
  3. 回答形式の適切な選択(設問の目的に応じて回答形式を選ぶ。自由回答はほどほどに)


この3つの基本原則は忘れないようにしましょう。

従業員のホンネを引き出せていない設問(ワーディングのコツを掴みましょう)

組織の改善に直結するような結果を得るには従業員のホンネを引き出すことが大切で、それには明確で回答しやすい設問を構築することがポイントになります。
「あいまいな表現」「誘導的である」「数や文字量が不適切」といった設問を作ってしまうのは、よくある失敗例です。
これらを避けるためには、ワーディングのコツを具体的に知っておくことが成功のカギになります。

良くないワーディングの事例について、もう少し具体的に考えてみるといくつかのパターンが挙げられますが、そのうちの一部を簡単に紹介します。

良くないワーディング例改善例
「私は、会社のことを理解している」
のような不明確な質問
「私は会社のビジョンを理解している」
「私の職場では、雰囲気を良くするためのイベントが行われている」
のように頻度があいまいな表現
「私の職場では、雰囲気を良くするためのイベントが月に1 回以上の頻度で行われている
「会社の新しい評価制度は前より良くなった」
のようなバイアスがかかった表現
「会社の評価制度は適正に運用されている」
「当社のKPI 設定プロセスに納得している」
のような難しい言葉の使用
「当社が業績を測定するため設定する目標に納得している」

読者の中にも思い当たるフシがあるのではないでしょうか。

これらを参考に設問設計の改善に取り組むことで、従業員が回答しやすく信頼性の高いデータを収集できるサーベイを作成できます。
上記の具体的な失敗例と改善例については、お役立ち資料で具体例をご紹介していますので下記よりダウンロードしてご参考ください。


社員・職員向け調査に20年以上携わってきたプロデューサーが、全従業員の声を“もれなく”集めて、社内の現状を的確に把握するためのコツをまとめました。社内満足度調査やエンゲージメントサーベイを計画する際に参考となる情報です。
お役立ち資料「誰一人取り残さない!エンゲージメントサーベイの進め方vol.3

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