【カラー新聞印刷】広告代理店・デザイン会社さま必見!「試し刷り」と「抜き刷り」

カラーの新聞広告を制作している広告会社様から、「試し刷り(試刷)」や「抜き刷り(抜刷)」に関するお問合せが増えています。膨大な予算を投下している新聞広告は失敗が許されないものです。事前に見え方を確認するための新聞紙を使った試し刷り、掲載後の再利用としての抜き刷りを紹介します。

色に対する不安を解消!出稿前のカラー新聞広告をクライアントと制作側の双方で確認!?

校正刷りのうち、本番と同じ印刷機を使って印刷した校正刷りのことを試し刷りといいます。
東海共同印刷で「本機校正」と呼んでいるものと近いものになります。正確には本機校正は本番印刷する機械で刷るため、「試し刷り」とここでは表現します。

カラー新聞広告の試し刷りは、実際の新聞印刷環境での色味や仕上がりを事前に確認し、印刷トラブルを防き、必要な宣伝効果を得るためにはとても有効な手段です。一般に広告宣伝物は出稿前に入念な色校正を行い仕上がりイメージを確認します。それは想定した色と印刷された色が違ったり視認性が悪かったりすると、広告の効果が下がってしまうからです。


通常の色校正はDDCP((Direct Digital Color Proofing))と呼ばれる機器や、色味を印刷に合わせたプリンタなどで出力し行いますが、新聞広告の場合は、そう簡単ではありません。新聞用紙は白色度が高くない紙に薄いグレーなどの色がついていることがほとんどです。またコート紙のように平滑度の高い用紙ではなく、表面がザラザラしている用紙に印刷します。一般的に新聞輪転機にはヒーターと呼ばれるインクを乾燥させる機器がないため、インクは自然乾燥で乾きます。このためインクの吸収率が高く色の沈みやにじみが発生しやすいという特徴があります。

大きな予算だからこそ試し刷りを

こうしたカラー新聞印刷の仕上がりイメージをDDCPやプリンタで再現することはとても難しいのが現実です。
新聞広告は費用が高額なため、なおのこと失敗が許されません。新聞広告を実際にする新聞社の輪転機で試し刷りをするのは難しいかもしれませんが、新聞印刷.jpの新聞輪転機で試し刷りをすることで、新聞輪転印刷特有の色沈みや版ズレ、インクのにじみを考慮した最適なデザイン調整が可能になるため、試し刷りは高額な広告費を無駄にしないための有効な手段と言えます。


「新聞印刷.jp」では、本番同様のクオリティでカラー印刷の試し刷りをお確かめ頂けます。
また小ロットで承りますので、コストに見合う価格での試し刷りが可能。
新聞広告全体にかかる予算のうちの僅かな金額でご利用いただけるので安心です。
これまでにも多くの企業様にご利用いただき、印刷された時の色味だけでなく質感もよく分かると、ご好評をいただいています。


掲載後の新聞広告を営業ツールなどに有効活用する

新聞や書籍の一部を、すでに製作した版を使って印刷することを抜き刷りと言います。
「新聞印刷.jp」にも毎年お正月広告の抜き刷りをご注文いただく大手企業様が多くいらっしゃいます。
全国紙で出稿したであろう広告の版下データをご入稿いただき、そのまま1枚物で印刷して納品しています。新聞に掲載されたという事実が、企業や商品・サービスの信頼性を高めるのは間違いありません。特に大手新聞社に掲載されることで、権威性が生まれ、営業先への説得力が増すことを考えると、新聞広告の抜き刷りは比較的コスパのよい営業ツールといえます。

抜き刷りの用途としては以下のようなものが挙げられます。

  • 営業ツールとしての活用
  • 資料として保管
  • 全国の営業所や販売所などで掲示
  • パネルに入れて展示会のブースで掲示またはブースでの配布
  • 企業サイトやLPでの掲載
  • プレスリリースで追加メディアでの露出

抜き刷りが可能であれば、掲載された新聞を必要な数だけ買うよりも遥かに安上がりです。
「新聞印刷.jp」では少部数OKなので、必要なだけ印刷してコストを抑えることも可能。
版下データという“資産”を有効に活用することができます。
また少部数の場合は枚葉機で印刷しているので、輪転機で印刷する一般的なカラー新聞広告よりも発色が美しく、営業ツールや企業展などで掲示して活用することができます。

「抜き刷り」の提案をしたことが無かった方、
「試し刷り」できることを知らなかったからカラーの新聞広告に気後れしていた方、

ぜひご参考にしてください。


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